日本の通常国会が開幕-チェコ共和国大使による洞察

本日、私は日本の通常国会の開会式に出席しました。出席の理由は、まず第一に、私の公務であるという理由から、また、第二に私自身が国会議員だった経験から議会というものに関して関心、知識があるからです。その理由から、私はいくつかの比較をしてみました。下記のような観察結果があります。日本の国会は1月4日に開始しました。冬季休暇が極めて短いということから、選出された国会議員を含む、日本人全体の勤勉さを、再確認しました。開会は天皇陛下のおことばから始まりました。国会が、国権の最高機関として、当面する内外の諸問題に対処するに当たり、その使命を十分に果たし、国民の信託に応えることを切に希望する、とお言葉を述べられました。国会の会場は天皇陛下がおいでになるまで、完璧な静寂を保っていました。代表的な旧家であり、世界的にも古い歴史をもつ日本の天皇陛下の演説を、現代の民主主義の環境の中で、静聴するのは大変興味深いものでありました。なぜなら、それは、古い文化や伝統と先端技術、最先端のデザインや最新の流行とが混ざり合う、日本という国を特徴づけているからです。

短い休憩の後、内閣総理大臣、安倍晋三首相の演説がありました。昨年の総括と2016年の計画に関して説明を行いました。内閣総理大臣は、昨年行われた、重要な会議や国際路線に関して意見を述べました。戦後の日本の歴史の中で、おそらく、外交政策に最も活発である首相の一人である安倍氏は、急速に変化する国際環境に適応することを強調しました。首相はまた、特に自身が参加したインドの新幹線の建設のための受注に関して言及しました。経済外交は、いつどこでも発生するものであり、それは良いことだと私は、考えます。

最後に、私は天皇陛下の到着前の開会式の様子を写真に収めました。女性議員が日本の国会では、やや少ないものの、このように写真から、新年のお祝のための着物を召した様子がはっきりと見えます。いかがでしょうか?